私たちが伝えたいこと

アルケナ製品を使用するよろこび

アルケナ製品を使用するよろこび

衣服をまとうことは、からだを保護するためだけではなく、着る人の個性や人生観を表現します。化粧品も然り。
アルケナの取り組みや考え方を理解していただき、意思を持って選択していただくことで、
アルケナのウエアや化粧品に接するとき、「自分が自然の一部である」という喜びを感じていただけるはずです。
その喜びは、アルケナを選ばれたあなたをきっと魅力的に映しだすでしょう。

また、アルケナ製品をご購入いただいた売上は、次の時代のためのエコロジープロジェクトに
積極的に活用させていただいております。アルケナ製品をご使用になるとき、
その行為がエコロジー活動を支援することにつながっているということを、少しだけ思い浮かべてください。

あなたから自然への「ありがとう」
関わるすべての人への「ありがとう」

アルケナ製品を通じて、多くの方にやさしさにつつまれたひと時を感じていただきたいと考えています。

フィロソフィ

フィロソフィ

自然の円環をつなぐ

純粋な天然素材を得るために、アルケナ社では環境をできる限り傷つけない生産の在り方を求め続けてきました。
自然は本来、姿を変えながら「いのち」を伝え続けていくものです。たとえば、桑の葉が蚕の食物となり、蚕の吐出した糸が繊維となり、衣服になっていく。
そして衣服はいつか土に帰り、桑の木をまた育てることでしょう。
化学繊維や加工プロセスで合成物質を使用することは、このような自然の調和した円環を破ることにつながります。
アルケナ社では、自然への畏敬の念をもち、自らが自然の円環の一部となるような生産方法を行なっています。
そのようにして、自然の「いのち」をいつまでも伝えようとしているのです。

SABAプロジェクト

SABAプロジェクト

私たちアルケナは、OneCert®Internationalの査定に合格し、働く人々の権利が尊重された、好ましい労働環境であると認定されました。蚕(かいこ)が食べる桑の葉まで有機栽培にこだわることにより、粒が大きく、繭層が厚く、真珠のような艶やかな白色の繭(まゆ)がつくられます。
そんな繭からつくるオーガニックシルクのためにアルケナ社が取り
組んでいるのが、SABAプロジェクトです。

みなさんは絹のTシャツ1枚にどれだけ桑の葉が必要か
想像したことがありますか?
例えば、シルクリブ・長袖シャツのMサイズは、1枚約120グラム。これを作るには約500個の繭(まゆ)が必要です。
そして500匹の蚕を養うには、32キログラムもの新鮮な桑の葉が必要になります。
蚕は、孵化してから約1ヶ月間、桑の葉だけを食べ続け、繭をつくります。ですから桑の葉の良し悪しが、
絹糸の品質に決定的な影響を与えます。1980年代以降の絹糸の品質は低下し、
桑の栽培にも農薬や化学肥料が使われ始め、新鮮な桑の葉を与える手間を省くために、
葉を乾燥・粉末化した固形飼料まで登場しました。
そこでアルケナ社では、20世紀初頭にルドルフ・シュタイナーにより提唱された、
現存する最高の有機農法「バイオダイナミック農法」を採用した、
SABAプロジェクト(四川省アルケナ・バイオダイナミック農業)をスタートさせました。

【OneCert® Internationalに認証されています】
私たちアルケナは、OneCert® Internationalの査定に合格し、働く人々の権利が尊重された、好ましい労働環境であると認定されました。
これにより、出来上がった製品のみならず、アルケナ製造部門の社会環境も、フェアトレード企業として、国際的な基準を満たしていることが確認されました。

バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法とは

SABAプロジェクトの柱となるのがこの
「バイオダイナミック農法」です。
バイオダイナミック農法とは、農場そのものがひとつの有機体であることを目標とし、農場の外部から堆肥や種などを持ち込まないで、できるだけ自家調達できる状態を目指します。
土壌や植物が、周りの環境も含めてバランスを保てるように配慮し、堆肥や調合剤は、植物・動物・鉱物に由来のもののみを使用し、化学肥料・農薬・除草剤(合成)は使用しません。
植付けや調合剤散布は、天体(太陽・月・惑星など)の動きに合わせて、年次の最も適する時期に行います。
そうすることで、土壌や植物の生命エネルギーを高めることができるのです。

有機的な循環がもたらす、極上の繭

SABAプロジェクトの本拠地は、気候風土に恵まれた中国・四川省です。
畑には、桑の木の他に、サクランボや桃、レモンなども植えられており、これらの樹木は、単作の害を防ぐだけでなく、働く人間に木陰を与え、小鳥を呼び集めます。小鳥は害虫を食べ、その糞は天然のよい肥料となります。
ピーナッツや大豆なども植え、緑肥として活用したり、牛や鳥などの家畜も飼って、糞を堆肥にしています。
蚕が食べ残した葉脈や糞も、コンポストに活用。蛹(さなぎ)も、鶏の餌になります。このような農場内での有機的な循環が、土地を健康にし、桑の生態環境をより豊かにしてくれているのです。

このように栽培された安全で美味しい桑の葉を食べて育った蚕(かいこ)は、極上の繭(まゆ)を作ってくれます。粒が大きく繭層が厚いということは、
一個から得られる繭糸が長いということ。また、色は真珠のような艶やかな白色で、まだらや色ジミはほとんど見られません。病害や寄生虫に強いことも、オーガニック繭の特徴です。

フェアトレードとスタッフの幸せ

フェアトレードと
スタッフの幸せ

バイオダイナミック農法は、良質な原料を提供してくれるだけではなく、
プロジェクトに関わる人々の生活(経済)環境の改善にも役立っています。
その収益性の高さから、2006年には、山東省でも、村全体でSABAプロジェクトに参加する地域もでてきました。
適正な価格を設定し、シーズン前に収穫の全量買い上げを保証するなど、
フェアな取引もまた、バイオダイナミック農法への意欲を高めています。

Fair trade and staff happiness

エコロジカルな商品を作るためには、人と自然との調和だけでなく、人と人との関係の調和、つまり社会的な調和を保つことも必要です。
そのために、アルケナ社は、社員一人ひとりが不当な扱いを受けることなく人間らしく生きられるようなフェアな労働環境を整えることに心を配り、向上をめざす社員への援助も惜しみません。
アルケナの商品を求めるお客様のために働くことが、社員にとって、単に収入を得るための手段でなく、いつも喜びであるようにしていきたいと考えています。アルケナのナチュラルウエアを、作る人も着る人も、誰もが調和の中で幸福を感じられるようにと、アルケナ社は願っています。

アルケナナチュラルウェアは平成25年2月12日をもちまして日本国内での取り扱いは終了しました。

アルケナ自然化粧品には、全アイテムにオーガニックシルクが配合されています。

SDGsへの共鳴

SDGsへの共鳴

昨今、持続可能な開発目標について取り上げられることも多くなり、各地で多くの取り組みがなされています。
ここまで私たちの思いを読み進めていただいたあなたは既に理解してくださっていると思いますが、
アルケナのフィロソフィもこれらの考え方に大きく共鳴しています。
SABAプロジェクトによる雇用の創出や、適性な価値判断でおこなうフェアトレードを中心に特に下記項目については具体的な取り組みもおこなわれ、実を結んでいます。

  • 1.貧困をなくそう
  • 2.飢餓をゼロに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 12.つくる責任 つかう責任
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

もちろん今後もフィロソフィに基づき、より豊かな在り方を模索してまいります。
あなたも1度生活を見直し、どうぞ身近な1歩を踏み出してください。
アルケナをご利用いただくことがその一助となれば幸いです。