私たちが伝えたいこと

バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法とは

SABAプロジェクトの柱となるのがこの
「バイオダイナミック農法」です。
バイオダイナミック農法とは、農場そのものがひとつの有機体であることを目標とし、農場の外部から堆肥や種などを持ち込まないで、できるだけ自家調達できる状態を目指します。
土壌や植物が、周りの環境も含めてバランスを保てるように配慮し、堆肥や調合剤は、植物・動物・鉱物に由来のもののみを使用し、化学肥料・農薬・除草剤(合成)は使用しません。
植付けや調合剤散布は、天体(太陽・月・惑星など)の動きに合わせて、年次の最も適する時期に行います。
そうすることで、土壌や植物の生命エネルギーを高めることができるのです。

有機的な循環がもたらす、極上の繭

SABAプロジェクトの本拠地は、気候風土に恵まれた中国・四川省です。
畑には、桑の木の他に、サクランボや桃、レモンなども植えられており、これらの樹木は、単作の害を防ぐだけでなく、働く人間に木陰を与え、小鳥を呼び集めます。小鳥は害虫を食べ、その糞は天然のよい肥料となります。
ピーナッツや大豆なども植え、緑肥として活用したり、牛や鳥などの家畜も飼って、糞を堆肥にしています。
蚕が食べ残した葉脈や糞も、コンポストに活用。蛹(さなぎ)も、鶏の餌になります。このような農場内での有機的な循環が、土地を健康にし、桑の生態環境をより豊かにしてくれているのです。

このように栽培された安全で美味しい桑の葉を食べて育った蚕(かいこ)は、極上の繭(まゆ)を作ってくれます。粒が大きく繭層が厚いということは、
一個から得られる繭糸が長いということ。また、色は真珠のような艶やかな白色で、まだらや色ジミはほとんど見られません。病害や寄生虫に強いことも、オーガニック繭の特徴です。